2015年10月20日火曜日

アシタバ (大苗)

Ashitaba (Second year seedlings)

アシタバ (明日葉)
学名:Angelica keiskei
セリ科 Apiaceae シシウド属 Angelica

2015-10-20 追記
実は夏に本来の寿命 (3年目に花が咲き結実して枯死) を待たずして枯れてしまいました。原因はこれ、アオドウガネ (たぶん) の幼虫。植物の根を食害します。鉢土を干したら根は残骸すら無く、20匹以上。餌になるものが無くとも成長・蛹化・羽化したかどうかは不明。

アオドウガネ (青銅金虫)
学名:Anomala albopilosa
コガネムシ科 Scarabaeidae
スジコガネ属 Anomala

2015-03-21 追記
3本目の葉 (下の写真では、中央のまだ葉が展開する前の芽) が食べ頃になったので、初収穫!天ぷら、美味(^^)v
2番目の葉が出ようとしているのを確認、明日はムリでも一週間後?

右の間引き大根は、Leica を首から下げたおじ様に頂きました。根はそおまま藻塩で、葉はお浸しでいただきました。

2015-03-13 追記
太い茎が3本に増え、一か月前に八丈島で見たモノを超える大きさになってきました。(鉢は10号)
が、ルーフバルコニーは日が強すぎるため半日蔭に移動です。アシタバは元々木陰に生えるもので、食す場合も、日蔭の方が柔らかく苦みも少ないそうです。

2015-02-07 追記
株元から新しい葉が出てきました!
頂いた時既にあった昨年の葉はそのうち枯れてしまうでしょう。新旧交代です。

八丈島の種を蒔いた芽も本葉が見えてきました。

taken on 2015-01-25, 01-27, 02-07, 03-13, 03-21




















その後 (#1)、ご近所でアシタバを栽培していらっしゃる方に大株をひとつ頂くことができました。栽培と言うより、種子の自然落下で放置に近いようです。
時期外れに鉢に移植したので、根の力に比して地上部が大きく、負担がかかるせいか本来の元気はありませんが、今のところ無事です。

taken on 2014-12-31 #seedling #foliage #明日葉 #December #January #February




#1:
20141205 アシタバ 実と種子
http://fieldfesta.blogspot.jp/2014/12/20141205.html

#2:
アシタバ (明日葉) の種を蒔きました
sowed the seeds of Ashitaba (Tomorrow leaves)
http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/11/blog-post_25.html

2015年10月18日日曜日

ヒサカキ(姫榊) 実・蕾

Fruits and Buds of Eurya japonica

学名:Eurya japonica
モッコク科 Pentaphylacaceae (旧分類ではツバキ科 Theaceae)
ヒサカキ属 Eurya
花は3月下旬〜4月頃だが、この時期にはすでに来春に咲く蕾が膨らんで、黒紫色の実と緑の蕾 (写真2) の両方を見ることができる。
雌雄異株も両性株もあり、雄花・雌花・両性花の色々パターンがあるそう。ウチのは全て雌花、雌株だが、ご近所に雄株があるので毎年結実する。
雌株の場合、ほぼ一年中蕾や花や実を視認することができるので
剪定は容易。

taken on 2015-10-18 #fruits #berries #buds #October

2015年10月16日金曜日

紅白二十日大根栽培記

document of growing Radishe 'French Breakfast'

経過は記事の最後尾に追記していきます。

品種:フレンチ・ブレックファースト
ハツカダイコン
学名: Raphanus sativus var. sativus
アブラナ科 Brassicaceae
ダイコン属 Raphanus

2015-09-04 種蒔き (seedling)
とっくに期限の切れた紅白二十日大根の種が出てきました。
種子は、発芽できる環境が与えられるまで最小限の生命維持活動を続け、そのための養分が無くなると発芽できなくなるそうですが、この袋 (販売されている袋) に書かれている有効期限は、その「種子の寿命」ではなく、ある程度の発芽率が保証できる期間のようです。
この種子をもらったのが 2011年5月なので、種子が採取されてから少なくとも4年半ぐらいは経っているはずですが、ジャガイモ畑の跡地 (#1) があるし、何本かでも芽が出ればラッキーよと、ダメもとで蒔いてみることにしました。
ダイコンの種子の寿命は、(情報によって差があるものの) 常温保存で3〜5年、と言うのは例によって後で知りました(笑)
水はけを考慮し、プランターに幅 15cm 高さ 5cm 程の畝を2本作り、その上に 1cm ほどの溝を指で作って種子を蒔き、ダイコンは嫌光性だそうなので、溝を埋める程度に用土を被せておきます。

2015-09-10 出芽 (cotyledons)
10本も無いぐらいですが、やったね!気分(^^)
早ければ3日ぐらいで出芽するそうですが、それよりはやや時間がかかりました。種子の保存期間が長くて目覚めるのに時間がかかったのかしらん。発芽に適さない気温ではないですから。

taken on 2015-09-11






2015-09-15 本葉 (first true leaf)
早くも本葉が出てきました。この頃(子葉展開~本葉1枚頃) に1回目の間引きをするそうですが、込み合う程ではないので割愛。

taken on 2015-09-15










2015-09-19 本葉2枚
その後も少しずつ発芽するものが増え混雑して来たので3~5cm 間隔に間引きを実施、追肥。

taken on 2015-09-19

2015-09-23 土寄せ (soil-covering)
3枚目の本葉が出てきましたが、一部成長の早い株の赤色の根、つまり食す部分が地上に出てしまいました。根を覆い隠すように新しい培養土を盛ります。

こんなんで形の良い"根"ができるかどうかは分かりませんが、順調に行けば10月初旬 (#2) には収穫できるはず。

taken on 2015-009-23



2015-10-03 30日目 (Day 30)
種蒔きからちょうど30日
根が日に日に肥り、赤色も食欲をそそります。この太さであればもちろん食用可能ですが、中央に小さく見えている5枚目の本葉が一人前に育つのを待つことにします。
が、土寄せしたにもかかわらず、根(#3) が地上に長く曲がって出てきてしまう苗が続出、用土の柔らかさが足りなかったのかな、と反省。
青虫 (Larvae of Cabbage White Butterfly)
撮影の前日、大きな虫食いの痕に気付きました。天気が回復して良く見たら、青虫、モンシロチョウの幼虫が!葉っぱと完全に同じ色です。アブラナ科ですから仕方ありませんが、お引き取りいただきました。

taken on 2015-10-03








2015-10-08 収穫 (harvest)
35日目 (Day 35)
大き目のものを収穫してみました。ちゃんと紅白になっています。
地上部が曲がってしまったものも、根の部分 (#3) は肥っていてホッとしました。今日は味噌マヨだな(^^)











収穫直前の様子。

taken on 2015-10-08















2015-10-16 43日目 (Day 43)
3日置きに収穫していますが、食べ頃以上に収穫を遅らせても横には太らず、長くなっていくようです。この程度なら不味くなることは無い (#4) けど、放置にも限度があるでしょう。「薹が立つ」と言いますが、冬に向かう場合も薹 (花茎) が伸びてくるのか実験してみたいところ(笑)

taken on 2015-10-16


#1:用土はゴミを取り除いて真夏に日光消毒済み、
  土壌改良材や元肥を2週間ほど前に施してある。
#2:暖かい時期は種蒔きから30日、涼しい時期は
  4~50日で収穫。
#3:大根の (葉以外の) 可食部分は、上の方は胚軸、
  つまり茎が肥大した部分なので、地表に出るのは
  当然。下部の根との境は側根、いわゆるひげ根が
  あるあたり。上と下とで味が違うのも当然なわけだ。
  ハツカダイコンは、ひげ根が生えているのは
  結構下の方で、根よりも茎を多く食べることになり、
  甘味があって生で食べるのに向いているのね。
#4:35日で収穫した時(6枚目の本葉が出るくらいの時)
  は、辛みは葉と茎(#3参照)の境目辺りのみで、
  全体に甘みがあり葉の方が辛いぐらいだが、40日
  近く(本葉6枚以上)になると、茎と根全体に辛みを
  感じた。どっちを美味しく感じるかは個人の味の好みでしょう。

2015年10月15日木曜日

ユスラウメ (桜桃,山桃桜,梅桃) 実生 2年目

Prunus tomentosa - 2nd year (seedling)

ユスラウメ
学名:Prunus tomentosa
バラ科 Rosaceae
サクラ属 Prunus
ニワウメ亜属 Subgenus Lithocerasus
西向きベランダ、ポリポット、実生2年目。

2015-10-13 追記
冬芽と枯葉
葉が黄変・落葉しはじめ、立派な冬芽がはっきりわかるようになった(写真は今春分枝した枝)。昨年よりひと月も早い冬支度。現在の樹高は 80cm 弱。一度植え替えたが素の鉢すら小さくなってきた。

taken on 2015-10-13 #witerbuds #deadfoliage "October


2015-03-31 追記
枝が伸びてきた、急速に!いつまで上へ上へと伸び続けるのかと思っていたので嬉しいね。樹木らしくなったよ。現在の樹高 約 39cm。


2015-03-21 追記
巷のユスラウメは咲き始めましたが、ウチの幼木は花を付けるのに何年かかるのでしょうか。











2015-03-04
冬芽が展開し、毛むくじゃらの葉身が見えてきました。

taken on 2015-03-04, 03-21 #leafbuds #foliage #ユスラウメ #March







実生 1年目 First year (seedling)
 http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/11/blog-post_10.html

親木 Parent tree
 https://plus.google.com/103138101110490411507/posts/TfrgrASnxB1

2015年10月14日水曜日

スプレーマム(菊) エルツ風車 蕾・花

Spray mum 'Erz Fusya'

学名:Chrysanthemum sp.
キク科 Asteraceae
キク属 Chrysanthemum
精興園による登録品種。
花壇、5年目。
スプーン咲き。紅緋色(べにひ) の舌状花。

2015-10-14 追記
開花は 10-09、予想に反して昨年並み。

taken on 2015-10-14 #flowers #mum #October

2015-07-12 追記
これからが夏本番だというのに、早々と蕾が上がってきました。昨年より (#1) ひと月も早いです。
枝葉の充実はまだ不十分な感じですが、この大きさから開花まで2か月ほどですから、この分では残暑厳しい中咲き始めてしまいそうですが、果たしてどうなるでしょうか。

taken on 2015-07-12 #buds #mum July

#1:
スプレー菊の蕾
Buds of Spray mum
 http://achromaticjp.blogspot.jp/2014/08/blog-post_38.html





2014 season

2015年10月9日金曜日

ミノムシ (推定 ニトベミノガかオオミノガか)

Bagworm of Mahasena aurea or Eumeta japonica (estimated)
しばらく観察記録続きます。

オオミノガ (大蓑蛾)
学名:Eumeta japonica / Eumeta variegata
ミノガ科 Psychidae
日本最大種。蓑は紡錘型で表面に葉や枝を付ける。

ニトベミノガ (新渡戸蓑蛾)
学名:Mahasena aurea
ミノガ科 Psychidae
蓑は紡錘形で表面に大きめの葉片をつけ、脱皮した後、頭部の殻をミノの上部にくっつけるのが特徴。

2015-10-09 追記
ついに冬眠に入ったようで、枯れ枝に口を閉じた蓑をしっかりと巻きつけている。真新しい白い糸がキラキラ光る (写真2)。この状態で蓑の大きさは 4.8cm 強。越冬場所に選んだのはシャリンバイの下に植えてあるカレックスの中。一昨日まで風が強かったので寒風をよけられる場所を選んだのかもしれないけど、大雪降ったら埋もれちゃうよ。(カレックスの葉をかき分けて撮影後復元。)

2015-10-06
9月以降蓑に新しい葉を補充することはせず、蓑の下端が葉よりも長く突き出るほどになった。

そもそも出だしから間違っていたかも。ニトベミノガの蓑は最大でも 4cm ぐらいで、この大きさになっても脱皮した後の頭の殻が見つからないのもニトベ疑問説の根拠の一つだ。

私が知っているミノムシの内で、ミノのぶら下がり方が似て 4cm を超えるのはオオミノガだ。
2年前に調べた時は、オオミノガは東京都では絶滅危惧2類に指定されていたが、その頃には回復傾向にあったようで、現在はレッドデータからは外れている。
オオミノガは、蓑の大きさは約 5cm、10月に終令幼虫に達し、蓑の口を閉じて越冬、春に蛹化して約一か月、5月下旬~7月上旬に羽化、と言うのが普通だそうで、これがオオミノガである可能性は無くは無い。
ニトベミノガが羽化する時期は半月ほど遅く始まるようだ。では、冬眠に入る時期にも差があるのだろうか?幼虫の色味や模様に種による違いがあるのかどうかも不明。

そして今日の動きは何だか変なのだ (写真3)。住みついているシャリンバイの枝々を毎日移動していたが、木から降りてあちこち動き回ることはほとんど無かった。
一度、強風の所為か落下して地面を方向違いに歩いていたことがあって、シャリンバイの根元に戻してやったことがある。今回も落ちたのかと思ったが、自発的にプランター内をうろついている感じがある。越冬する場所を探しているのか。

2015-08-24 追記
いくらなんでもそれはでかいでしょ、と思うのだが、
今まで葉の一部を大小の片に切り取っていたのと違って、葉柄の付け根で切り取り。
前後2枚きちっと位置を合わせる技術に感心。僅かな風でクルクル回転するのだが、知らなければ、ただ葉っぱがぶら下がっているようにしか見えない。






























2015-08-11 追記
ちょうど葉っぱを切り取ったところ。
どういう技を使うのかは見ていないので分からないけど、翌日には本体にぴったり密着させていた。
(08-12 現在 約 3cm)











現在長約 2cm。良く見かけるクロツヤミノガ(葉などを細かくして密着させる)とは明らかに違う。
抜け殻が確認できれば同定は容易なんだけど。。。
住みついて食しているのはマルバシャリンバイ。

taken on 2015-08-07, 08-11, 08-24, 10-06, 10-09 #insect #creatures #August

オシロイバナ (白粉花)

Four o'clock flower (variegated flower)


オシロイバナ (白粉花)
別名:夕化粧
学名:Mirabilis jalapa
オシロイバナ科 Nyctaginaceae オシロイバナ属 Mirabilis

2015-10-06 追記
開花翌朝。雌蕊(左上)は受粉済みのよう。
雄蕊の花糸、分かり難いけど、萼片と同じ散り斑 (filament with scattered spots, the same pattern as the calyx) になっている。これが絞り咲きオシロイバナの面白いところ。

taken on 2015-10-06 #stamen #filament #October

2015-10-03 追記
実 (single-seeded fruits) の中に種子が一個。熟し始めの殻の縞模様は一日だけ、翌日には真っ黒になる。
オシロイバナは夜行性のスズメガなどによる他家受粉や隣花受粉ができなくても、雄蕊と雌蕊がからみあって同花受粉する仕組みがあるので種子ができる確率が高い。が、野放しで育てている場合、その種子がどっちなのかは分からない。親と同じ遺伝子を持って生まれるか、別の遺伝子が入っているかは、種を蒔いて来シーズンのお楽しみ。(密封して冷蔵庫で保存、5月前後に蒔くのが推奨らしいけど、これらは採り蒔き。)

taken on 2015-10-03 #seeds #fruits #October

2015-09-16 追記
花径約 4cm
今のところ全て黄色地に朱・紅赤の斑点絞り咲き(散り斑)で、縞や染め分けなどは出ていない。
萼の開き始め。
オシロイバナに花弁は無い。子房、つまり種子ができる部分を守っているのは苞葉。

taken on 2015-09-14, 09-15, 09-16 #flowers #deadflowers #September

2015-09-14 追記
一番小さかった株。
その後プランターに移植、一番しっかりとした株になりました。
開花翌朝の萎んだ様子。
2015-08-20 追記
開花は24日、花は黄色一色。
その後雨天続きで撮影できず。

2015-08-16 追記
一番大きかった株にようやく蕾が上がってきました。
移植した小さ目の株もそれなりに育ってはいますが、やはり育ち具合はポットの大きさ、つまり根を張ることができるスペースに比例するようです。
taken on 2015-08-16, 08-20 #buds #foliage #August

2015-06-09 追記
始め2株だったのにいつのまにか4株、遅れて出芽したものは大きいのに負けてしまうのでどこかに移植しなきゃいけませんね。とは言え、土の庭は無い、花壇は満員御礼、なのでやはりポットですね。

ムスカリは、実生では花が咲くまで何年かかかります。現在は葉は枯れて休眠中です。

2015-05-18
5月に入って、とりあえず種を突っ込んでおくポットから横広(腎形)の子葉がでてきました。
ロウバイの子葉にも似ていてもしや、と期待しましたが、本葉を見て思い出しました(汗)。昨年の秋に半ば野生化したオシロイバナの萼 (#1) の色が気に入って種子を採取して蒔いたことを。記憶の中の色は鬱金と紅(くれない)の絞り。
子供の頃は種をたくさん集めることが面白かったけど、大人になってからは花よりもその草姿の粗野乱雑ぶりに多少の嫌悪があって敬遠していました。

ちなみに、細くヒョロヒョロの葉は、今春出芽した実生のムスカリです。

#1:花弁に見えるのは萼、膨らんだ萼の根元を包み込んでいる緑色のは総苞。

taken on 2015-05-18, 06-09 #seedling #budding #cotyledon #leaves #May #June