2015年10月16日金曜日

紅白二十日大根栽培記

document of growing Radishe 'French Breakfast'

経過は記事の最後尾に追記していきます。

品種:フレンチ・ブレックファースト
ハツカダイコン
学名: Raphanus sativus var. sativus
アブラナ科 Brassicaceae
ダイコン属 Raphanus

2015-09-04 種蒔き (seedling)
とっくに期限の切れた紅白二十日大根の種が出てきました。
種子は、発芽できる環境が与えられるまで最小限の生命維持活動を続け、そのための養分が無くなると発芽できなくなるそうですが、この袋 (販売されている袋) に書かれている有効期限は、その「種子の寿命」ではなく、ある程度の発芽率が保証できる期間のようです。
この種子をもらったのが 2011年5月なので、種子が採取されてから少なくとも4年半ぐらいは経っているはずですが、ジャガイモ畑の跡地 (#1) があるし、何本かでも芽が出ればラッキーよと、ダメもとで蒔いてみることにしました。
ダイコンの種子の寿命は、(情報によって差があるものの) 常温保存で3〜5年、と言うのは例によって後で知りました(笑)
水はけを考慮し、プランターに幅 15cm 高さ 5cm 程の畝を2本作り、その上に 1cm ほどの溝を指で作って種子を蒔き、ダイコンは嫌光性だそうなので、溝を埋める程度に用土を被せておきます。

2015-09-10 出芽 (cotyledons)
10本も無いぐらいですが、やったね!気分(^^)
早ければ3日ぐらいで出芽するそうですが、それよりはやや時間がかかりました。種子の保存期間が長くて目覚めるのに時間がかかったのかしらん。発芽に適さない気温ではないですから。

taken on 2015-09-11






2015-09-15 本葉 (first true leaf)
早くも本葉が出てきました。この頃(子葉展開~本葉1枚頃) に1回目の間引きをするそうですが、込み合う程ではないので割愛。

taken on 2015-09-15










2015-09-19 本葉2枚
その後も少しずつ発芽するものが増え混雑して来たので3~5cm 間隔に間引きを実施、追肥。

taken on 2015-09-19

2015-09-23 土寄せ (soil-covering)
3枚目の本葉が出てきましたが、一部成長の早い株の赤色の根、つまり食す部分が地上に出てしまいました。根を覆い隠すように新しい培養土を盛ります。

こんなんで形の良い"根"ができるかどうかは分かりませんが、順調に行けば10月初旬 (#2) には収穫できるはず。

taken on 2015-009-23



2015-10-03 30日目 (Day 30)
種蒔きからちょうど30日
根が日に日に肥り、赤色も食欲をそそります。この太さであればもちろん食用可能ですが、中央に小さく見えている5枚目の本葉が一人前に育つのを待つことにします。
が、土寄せしたにもかかわらず、根(#3) が地上に長く曲がって出てきてしまう苗が続出、用土の柔らかさが足りなかったのかな、と反省。
青虫 (Larvae of Cabbage White Butterfly)
撮影の前日、大きな虫食いの痕に気付きました。天気が回復して良く見たら、青虫、モンシロチョウの幼虫が!葉っぱと完全に同じ色です。アブラナ科ですから仕方ありませんが、お引き取りいただきました。

taken on 2015-10-03








2015-10-08 収穫 (harvest)
35日目 (Day 35)
大き目のものを収穫してみました。ちゃんと紅白になっています。
地上部が曲がってしまったものも、根の部分 (#3) は肥っていてホッとしました。今日は味噌マヨだな(^^)











収穫直前の様子。

taken on 2015-10-08















2015-10-16 43日目 (Day 43)
3日置きに収穫していますが、食べ頃以上に収穫を遅らせても横には太らず、長くなっていくようです。この程度なら不味くなることは無い (#4) けど、放置にも限度があるでしょう。「薹が立つ」と言いますが、冬に向かう場合も薹 (花茎) が伸びてくるのか実験してみたいところ(笑)

taken on 2015-10-16


#1:用土はゴミを取り除いて真夏に日光消毒済み、
  土壌改良材や元肥を2週間ほど前に施してある。
#2:暖かい時期は種蒔きから30日、涼しい時期は
  4~50日で収穫。
#3:大根の (葉以外の) 可食部分は、上の方は胚軸、
  つまり茎が肥大した部分なので、地表に出るのは
  当然。下部の根との境は側根、いわゆるひげ根が
  あるあたり。上と下とで味が違うのも当然なわけだ。
  ハツカダイコンは、ひげ根が生えているのは
  結構下の方で、根よりも茎を多く食べることになり、
  甘味があって生で食べるのに向いているのね。
#4:35日で収穫した時(6枚目の本葉が出るくらいの時)
  は、辛みは葉と茎(#3参照)の境目辺りのみで、
  全体に甘みがあり葉の方が辛いぐらいだが、40日
  近く(本葉6枚以上)になると、茎と根全体に辛みを
  感じた。どっちを美味しく感じるかは個人の味の好みでしょう。

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